大会日程(1日目)

9月21日(土) 会場: 北星学園大学

9:00- 受付開始 図書館1階(当日)・4階(事前)
10:00-12:00 若手研究者のためのワークショップ 図書館4階
12:00-13:00 昼食  
13:00-14:00 開会式・学会賞授賞式 図書館4階
14:15-17:45 大会校企画シンポジウム 図書館4階
口頭発表A A館、B館
ポスター発表A 学生会館2階
18:00-20:00 情報交換会 学生会館3階

 

【若手研究者のためのワークショップ】(大会校プログラム)
テーマ:「質的調査と量的調査を組み合わせた研究ワークショップ
-トライアンギュレーション手法について-」
講 師:山崎 喜比古(日本福祉大学) 
小澤 温(筑波大学大学院)※敬称略

 本ワークショップは、トライアンギュレーション手法を用いた研究に造詣が深い講師を立て、若手研究者(この場合の若手研究者とは、年齢に関係なく、大学院生や研究歴の浅い研究者を指します)が行ったトライアンギュレーション手法を用いた研究実績(もしくは研究途上)について報告してもらいます。そして、広く参加者にこの手法による研究の仕方を紹介するとともに、この研究法で研究を進める上の助言を講師からいただき、会場からの質疑応答にも対応してもらいます。

10:00~10:15講師によるワークショップの趣旨説明(15分) 
10:15~11:152人の若手研究者による研究報告(30分ずつ) 
①横山 由香里(岩手医科大学) 
②倉持 香苗(日本福祉大学)※敬称略
11:15~11:30講師による2者へのコメント 
11:30~11:45会場との質疑応答 
11:45~12:002人の報告者からの今後の抱負、講師からの総括 

 

【大会校企画シンポジウム】
テーマ:「貧困と社会福祉 -貧困問題への創造的実践を考える-」
基調講演:「格差・貧困問題と民主主義」
講 師:湯浅 誠(社会活動家) 
シンポジスト:櫛部 武俊(釧路社会的企業創造協議会) 
藤田 孝典(ほっとプラス) 
木下 武徳(北星学園大学) 
コーディネーター:杉岡 直人(北星学園大学) 
コメンテーター:湯浅 誠(基調講演者) 
福原 宏幸(大阪市立大学)※敬称略

 貧困問題は、この10年あまりの間に社会福祉政策の大きな焦点の一つとなってきました。格差社会、ワーキングプア、派遣切り、貧困拡大社会、孤独死・孤立死、日本の高い貧困率など、貧困に関する事象が深刻な社会問題として認識されてきました。日本の貧困対策においても、生活保護利用者が増加するなかで、「求職者支援制度」や「住宅手当」等の「第二のセーフティネット」が創設され、さらに生活保護改革の稼働年齢層対策や保護基準削減、扶養義務の履行等が政治的課題とされ、大きな議論になっています。
 そのような中、拡大する貧困に対して、ホームレスの人への伴走型支援、生活保護利用者への自立生活支援、貧困世帯の子どもへの無料塾、全国24時間電話相談(よりそいホットライン)、『ビッグイシュー』等、NPO等を中心とした新しい創造的な実践が、全国各地で広がりつつあります。いま、日本経済の低迷、国や地方自治体の財政的逼迫、行政の対応能力の低下等の社会構造的要因が、貧困問題の拡大に拍車をかける中、これらの創造的実践への期待がより一層高まりつつあるといえます。
 本シンポジウムでは、この各地における創造的実践に焦点を当てながら、それらが社会福祉実践においてどのように位置づけられ、社会福祉政策の展開にとってどのような意義を持つのか、また、社会福祉学における貧困研究に今後どのようなインパクトを与えるのか、等の観点から検討を加え、コミュニティにおける貧困問題への創造的実践の可能性について考えていきます。

 

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