第58回秋季大会

  • 会期:2010年10月09日・10日
  • 会場:日本福祉大学 名古屋キャンパス
    日本福祉大学 美浜キャンパス
  • 終了しました

大会テーマ

持続可能な社会福祉の展望と課題
-経済・環境・福祉の視点から


NEWS

  • 2010年11月23日自由研究発表辞退者 new
  • 2010年10月12日日本社会福祉学会第58回秋季大会 無事閉幕致しました。
    大会長から参加者の皆様への御礼の言葉 new
  • 2010年10月10日10月10日(日) ポスター発表B 女性福祉・ジェンダー 「米国弁護士会DV委員会のDV問題への取り組みと職員教育に関する研究 -インタビュー調査を基に-」は発表者都合により発表が辞退されました。
  • 2010年10月8日10月10日(日) ポスター発表A 地域福祉 「男性家族介護者のソーシャル・キャピタルに対するアクセスに関する研究」は発表者都合により発表が辞退されました。
  • 2010年10月8日10月10日(日) 14:25~ 自由研究発表C 障害(児)者福祉6は発表者都合により発表が辞退されました。
  • 2010年10月1日大会参加事前申し込みの受付を終了いたしました。
    参加ご希望される方は、大会当日、会場内の受付窓口でお申し込みをお願いします。
  • 2010年9月30日第58回秋季大会要旨集CD-ROMを9月28日(火)に発送しました。(事前参加申込者のうち27日までに参加費を完納された方が対象)
  • 2010年9月30日10月10日 9:55~ 自由研究発表B 理論1は発表者都合により発表が辞退されました。
  • 2010年9月28日参加者のみなさまへ
  • 2010年9月28日研究発表について(発表者向け) new
  • 2010年9月27日分科会の司会者、コメンテーターを公開しました
  • 2010年9月17日シャトルバスについて
  • 2010年9月5日10月10日 11:15~ 自由研究発表B 国際社会福祉1は発表者都合により発表が辞退されました。
  • 2010年8月28日Web版 大会プログラムを公開しました。
  • 2010年8月24日日本福祉大学企画の一般申込みを開始します
    詳細はこちらPDFファイル (PDF:946KB)
    参加申し込み書はこちらからPDFファイル (PDF:315KB)
    ノーベル物理学賞受賞者 益川 敏英 氏
                  記念講演『世界の平和と福祉』

    シンポジウム 『近未来の社会福祉の枠組みと仕組み』
  • 2010年8月23日10月10日 10:45~ 自由研究発表B 国際社会福祉2は発表者都合により発表が辞退されました。
  • 2010年8月20日大会プログラム(冊子版)を発送しました。
  • 2010年8月15日会場図はこちら(美浜キャンパス)
  • 2010年8月11日大会プログラム(PDF版)をアップしました
    web版プログラムは18日頃公開予定です
  • 2010年6月15日発表申込を締切ました
  • 2010年5月13日発表と参加申込についてのよくある質問を掲載しました
  • 2010年5月6日大会発表申込受付中 終了しました
  • 2010年5月6日大会参加申込受付中
  • 2010年4月1日宿泊に関わるお知らせについて
  • 2010年4月1日第58回秋季大会のホームページを公開しました。
  • 2010年3月29日第58回秋季大会「開催のご案内」を発送しました。

第58回日本社会福祉学会秋季大会開催に向けて

日本社会福祉学会第58回秋季大会 大会長
日本福祉大学学長 加藤 幸雄

日本社会福祉学会第58回秋季大会(日本福祉大学)に、みなさんをお迎えできることを大変うれしく思っています。前回、本学が担当した名古屋大会は、丁度、社会福祉士法が成立する前夜でした。今回は20年のあいだをおいて、社会福祉士法が改正され、ソーシャルワークへの認知度や職域拡大が飛躍的に進んだなかで、大会運営を担当させていただきます。担当する者としては大変感慨深いものがあります。また、学会が一般社団法人化した最初の秋季大会ということでも意義深いものを感じています。

今回は、新自由主義的な「過度の競争」原理から脱却して、「持続可能な社会福祉の展望と課題-経済・環境・福祉の視点から」というテーマでの開催となります。持続可能な社会の原点は「いのち」です。「いのち」がゆたかに育まれるための絶対条件は「平和」です。今回は、ノーベル物理学賞を受賞され、憲法第9条や平和への思いを人一倍つよく持っておられる益川敏英氏に登壇願います。「くらし」への不安が高まる昨今、雇用保障と社会保障を一体として考えなければならない現実が迫っています。昨年度の大会では、宮本太郎氏に「生活保障」の視点から、「排除しない社会」のあり方について問題提起をしていただきました。今回は、個別の問題に着目して「コミュニティの生活の質」を改めて問うことになります。また、持続性可能な社会のためには未来が開かれていなければなりません。希望や「いきがい」がどう拓かれるのか。その一つの重要な視点が「環境」です。大会開催中は、名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開かれています。自然環境との共生を考えた、わたしたちの日常の生活環境はどうあるべきなのか。ゆたかさの本質が問われます。

1つの事例を紹介します。彼は、知的障害があり、精神疾患も疑われ、受刑歴4回の高齢刑余者です。彼には「住所」がありません。資産も、受け入れてくれる施設もありません。保護観察所と地域生活支援センターが協力して彼の生活をなんとか支えています。今般、地域生活定着支援センターが法定化されました。刑務所とセンターに配属された社会福祉士は、「受刑」というスティグマから開放される生活環境を切り拓くことになります。

成年後見が一定の理解と広がりをみせています。本来、ケアと権利擁護は両輪の支えのはずなのに、地域で後見を支えるしくみづくりは緒に就いたばかりです。

いま、2つのことに触れました。これからも社会福祉や社会保障に関わる職域や人材養成への期待はさらに広がるであろうと考えています。今回のテーマに即した研究成果が、広がる実践を励ますものであってほしいと願っています。

最後に一つだけご報告したいことがあります。それは、日本社会福祉学会の理事・副会長として貢献され、日本社会福祉教育学会の会長であった宮田和明日本福祉大学前学長の急死についてです。今大会は、先生の豊富なご経験や研究実績に依拠して実質的にリーダーシップを発揮していただくことを期待していました。大きな羅針盤を失うことになりましたが、残された者で、大会を創り上げてまいります。よろしくご支援ください。


   

お問い合わせ先

第58回秋季大会事務局(日本福祉大学)
〒470-3295 愛知県知多郡美浜町奥田
日本福祉大学 美浜キャンパス

受付窓口

〒170-0004
東京都豊島区北大塚 3-21-10 アーバン大塚3階

株式会社ガリレオ 学会業務情報化センター内
日本社会福祉学会 第58回秋季大会 係

Fax:03-5907-6364
E-mail: